F-4EJ 要撃戦闘機
米マツドネル・ダグラス社製の戦闘機。愛称はファントムII。F-86Fの代替として140機を三菱重工でのライセンス生産を中心に調達した。調達時は対地攻撃能力や空中給油受油能力、空戦用スラットを省略した。エンジンはGE社製をIHIでライセンス生産したJ79-IHI-17ターボジェットエンジン。搭載可能兵装は、AIM-7・AIM-9・AAM-3
後に機体の寿命延長と能力向上のために改修を施し「F-4EJ改」と呼ばれる。改修点は、レーダーをAPG-66Jへ換装・セントラクコンピュータの搭載等、アビオニクス類を大幅に更新している。また、これによりAAM-1/AAM-2両空対艦ミサイルによる対艦攻撃能力と無誘導爆弾・GCS-1・RL-4・CBU-87による対地攻撃能力が付与されている。
また、F-2の開発の遅れから洋上阻止能力の低下を補うために、一時的に海洋迷彩を施し支援戦闘任務についた機体も存在した。
