C-1 輸送機
川崎重工製の国産中型輸送機。C-46の後継として1970年に初飛行、1973年より運用されている。機体は高翼配置にT字尾翼をもった軍用輸送機としては標準的な形態。短距離離陸性能や運動性能に優れているものの、航続距離は極端に短い。これは、社会党等当時の野党の妨害にあったためである。エンジンはP&W社製のJT8Dターボファンエンジン。航続距離は約800海里~1300海里(積載重量による)で最大積載量が約8t。
派生型として、試作1号機を基に飛行実験機となったC-1FTB。電子戦訓練用にECM(妨害電波)装置を搭載したEC-1が存在する。