海上自衛隊

むらさめ型

むらさめ型護衛艦

1996年から就役している第3世代汎用護衛艦。基準排水量は4,550t。船体は前世代の艦の設計を踏襲せずにまったく新規に設計され、ステルス性も付与されている。装備の面では、ミサイル兵装が垂直発射化される等前世代に比べ先進的な設計となっている。
機関は2軸4基のCOGAG方式で、巡航用のRR社製のSM1Cが2基と高速航行時の追加用のGE社製LM2500が2基の構成。メーカーの異なるガスタービンエンジンを採用することは世界的にも珍しい。
艦載機は、SH-60J/Kを定数で1機、最大2機搭載する。

レーダーはOPS-24B 3次元対空レーダーと、OPS-28D対水上レーダーの構成で、FCS-2射撃式装置を2基搭載、対潜ソナーは艦首のOQS-5と戦術曳航ソナーのOQR-2、曳航式対魚雷デコイのSLQ-25も装備。電子戦装備としてNOLQ-3統合電子戦装置とMk36SRBOCチャフフレア発射機を装備している。
兵装は、76ミリ単装速射砲1門、高性能20mm機関砲2基、Mk48VLS 16セルにシースパローもしくはESSM短SAM、Mk41VLS 16セルにVLASROC SUM、90式艦対艦誘導弾SSM-1Bの4連装発射筒が2基、HOS-302 3連装短魚雷発射管が2基、戦闘指揮はOYQ-9戦術情報処理装置を使用する。通常は装備しないものの、ハープーンSSMも発射可能である。


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